訪問診療導入事例

Aさん 82歳 女性

もともと物忘れがあり、アルツハイマー型認知症と診断され通院していた。ここ最近待ち時間が長いためか、病院から帰ってくると疲れて寝込むようになった。そのためか病院に行きたくないと言い始め、家族が困っていた。

訪問診療導入後

自宅での診察のため、好きなテレビ番組を見ながら待つことができ、診察への拒否がなくなった。診療を継続して行うことができるようになり、家族も安心することができた。

Bさん 77歳 男性

数年前に肺癌と診断され、手術を行った。最近肺癌の再発がみつかり、抗がん剤で治療を行ったがよくならなかった。Bさんは自分の家で最期を迎えたいという気持ちが強いが、家族はしっかりできるかどうか不安であった。

訪問診療導入後

訪問診療医が自宅で診療することにより、通院の負担がなくなった。癌による痛みや体のしんどさがあったが、適切な治療により痛みもよくなり、体の調子もよくなった。休日に来るお孫さんと遊ぶことを楽しみにしていたBさんは、体の調子が良くなったことをとても喜んでいた。その後病状が進行し徐々に体力は落ちていったが、訪問看護師や訪問介護士、ケアマネジャーや訪問診療医がチームで対応し、家族の負担も減ることができた。また、現在の状態と今後の見通しの説明を受けることで、家族の不安も徐々に解消された。Bさんは当初の思いの通り、自宅で最期を迎えることができた。

Cさん 66歳 男性

統合失調症があり、精神科に通院していたが、患者さんが多くなかなか自分の思いを主治医に話すことができず、不満がたまっていた。また、精神面の調子も悪く、定期的に通院できなくなってしまい、治療が中断してしまった。

訪問診療導入後

訪問診療医が定期的に来るため、治療が継続できるようになり、精神面が徐々に安定してきた。また、ある程度時間をかけてじっくりと話を聞いてもらえるようになったため、Cさんは診療に満足するようになった。訪問診療ということで当初は費用面の不安があったが、自立支援医療を利用できることがわかり、金銭面の不安もなくなった。

Dさん 80歳 女性

もともと変形性膝関節症や脊柱管狭窄症などがあり整形外科に通院していた。ここ最近腰やひざが痛くなり、通院することが難しくなってきた。そのためケアマネジャーに相談し、訪問診療開始となった。

訪問診療導入後

自宅で診察できるため、通院の負担が減った。また、整形外科から処方されていた薬も継続して出してもらえ、徐々に痛みが減ってきた。訪問診療医とケアマネジャーからの勧めで訪問リハビリが入り、徐々に歩行機能も改善してきた。風邪をひいたときなどもないかに通院する必要がなくいつもの訪問診療医が対応するため、Dさんは安心して自宅で過ごすことができている。

Eさん 70歳 男性

ここ最近歩きにくくなり困っていた。病院へ受診しようとしても移動が大変で、家族も妻一人であり妻も持病がありEさんを病院に連れていくことは難しく困っていた。

訪問診療導入後

訪問診療医によりパーキンソン病の疑いがあるといわれ、薬を飲み始めたところ歩行状態が良くなってきた。薬の効果があったためパーキンソン病と診断され、治療を継続した。念のため頭部の画像をとるように訪問診療医から言われ、病院で撮影した。歩行状態が良くなっていたため、妻の支えで病院に行くことができた。その後指定難病医療制度を申請し、取得することができたため、医療費もやすくなり、安心して自宅で過ごすことができるようになった。