おだやか日記

症状からとらえる認知症

おだやか診療所です。

本日は認知症の主な症状について書いてみたいと思います。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の主な症状は「短期記憶力の低下」があげられます。

その他嫉妬妄想や物盗られ妄想などの「妄想」、失敗したことをうまく言い訳する「取り繕い」などがあります。

また、特に診察の際に、尋ねられたことがわからないと付き添いの人の方向を向く「振り向き」現象というものがあります。ただし、この振り向き現象は、前頭側頭型認知症の特徴という人もいます。

その他、段取りがうまくできなくなることにより、「同じ料理ばかり作る」「味付けが変わる」などの症状も出てきます。

レビー小体型認知症

高齢者のレビー小体型認知症は様々な人がおり、アルツハイマー型認知症に近い人からパーキンソン病に近い人まで症状は様々です。

初期には元気がない、抑うつ状態の症状がでます。この段階ではうつ病と診断されることもあります。

レビー小体型認知症はうつ病とは異なり、パーキンソン病のような症状がでるため、歩行がうまくいかない、転ぶことが増えたなどの症状が出てきます。

さらに、幻覚は特徴的な症状です。「小さな虫」「小動物」「不特定の人、特に子供」などの幻視が出現します。

また、「薬剤過敏性」が表れる人もいます。薬が効きすぎるのです。そのため、レビー小体型認知症では薬の量の調整は重要です。

前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症は65歳以下の人に多く、70歳以上の人にはほとんどいないといわれています。ただし、前頭側頭型認知症のような症状は、70歳以上の認知症の方でも出現することがあります。

それまでまじめだった人がいきなり万引きで捕まる場合、特に年齢が50~60歳である場合には、前頭側頭型認知症が考えられます。

その他、人格が変わる(わがままになる)、すぐにスイッチが入ったように怒り出す(易怒性、暴言、暴力など)、いつも同じことばかりする(常同行動)、甘いものが好きになるといった症状が出ます。

また、物の名前が言えなくなったり、使い方がわからなくなったりする症状(意味性認知症)もでます。

血管性認知症

血管性認知症は、脳のどの部分がダメージを受けているかによって様々な症状が出ます。

血管性認知症の特徴としては、「徘徊などが夜に出現する」こと、「感情失禁」がでることです。

まとめ

主要な認知症の症状を簡単に書いてみました。これらの症状から推測される診断と、画像検査などから行う診断が異なることが時々あります。現状認知症の根治は不可能ですので、症状に合わせた対応を行う必要があります。

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